村の学校、焼失したジェネレーター、四輪バギー、白夜明けの月

ビーバー

2008年06月21日 22:23


今日は一年でいちばん陽が長い日、夏至。
極北の先住民の人々にとっては、太陽の光に感謝するお祝いの日でもあります。

さて今日も前回につづき、ビーバー村の様子をすこし。




クルイックシャンク学校校長であるシャーリーンの家の庭で撮られたこの一枚。

写っている子どもたちは...




男の子が7歳くらいのジョーダン、現在10歳。
女の子が2歳くらいのシェイニー、現在5歳です。大きくなったねえ




フランク安田が創設に尽力したという、ビーバー村唯一の学校
クルイックシャンクスクール
この建物は、築30年ほど。
壁の塗り替えなどをしているため、けっこう新しく見えます。
8月のメモリアルポトラッチでは、ここがメイン会場になります。




村の電力源だったジェネレーター(発電機)。
昨年、火事により焼失。。




笑顔で写真におさまっているのは、クレッグ。
当時、小型飛行機のパイロット(ブッシュパイロット)をしていたのだそう。
道がなく、遠く離れて点在するアラスカ原野の小さな村々に物資を運ぶ手段として、
このような小さな飛行機は、極北エリアには不可欠な存在です。

その飛行機と同じくらい極北の村に欠かせないのが、飛行機の前に
写っている4輪バギー。
ビーバー村のような小さな村には舗装された道路はなく、したがって
自動車はほぼ必要なし。あっても工事用のものくらい。
そのかわりにこの四輪バギーが大活躍で、集落の中を行き来したり、
物を運んだりするとき、ハンティングに行くときなど生活のさまざまな
場面で使われます。




夏至を境に日一日と、夜が長くなっていきます。

これは、白夜が終わり、秋が来たことを知らせる月の出
8月のメモリアルポトラッチの頃は、ずいぶん夜も長くなっていることでしょう。

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